■
朝早すぎ。
蝉の声が聞こえない。
やっぱりあなたの本しか読まなくなりました、
しかしいまだに追悼本は読めません。
ようやくいないということを受け入れられるようになりましたが、
それでも認めただけでこの先も冥福を祈るなんて他人事みたいにいえなくて。
小学校のときしみついた場末趣味がひどくなるいっぽうです。
中学のとき、
お芝居のチケットとれなくってどんなに歯がみしたことか。
高校のとき、
給食みたいに平然と届いた訃報をいまだにひきずってます。
そういえばあなたをばかにした人と縁を切りました。
でも、なのか、そんなこと関係ないのか、よくわからないけど、
結局あたしは変わっていません。そんな気がしています。
B級ホラー肴に1杯飲むかね。
暑いね。