鼠力機関

鼠くらいの精一杯の力でもろもろぶん回せたらいいのにねえ。

勘違いをしてる人たち

[垂れ流し]

前回おしごとのはなしを書いたのでまた書く。
今度は内部の、勘違いしてる人たち。


業種的に「カメラマン」とかかわることが非常に多いんですよ。
で、当然クレームが入るんですよね、当日のスナップにけちつけてくるお客さんいるの。


で、ここからなんですけど、
こちらとしてはお客様なのでもちろん謝罪するし中身を確認する、
どこがどういけなかったのかフィードバックする。
で、カメラマンも引っ張り出してきてごめんなさいするんだけど、


なんでカメラマンって、
「俺の作品に口を出すな!」とか、
「文句言うなら撮ってみろ!」っていうの?


まあ、たぶん、
彼らにとっては、写真は作品。
でもこちらやお客にとっては、それは商品だからなんだろうけど。


小さい頃から、カメラマンにもまれて育ってきました。
親父はカメラマン。つれてくる友達もカメラマン。
はっきり言って8割方「俺が俺が」のすげえ変な人たち。
今相手にしてるタイプの種類のカメラマンではないとはいえ、
結局根底に流れるものは一緒だから、言ってることは一緒なんだよ。

だから、なんつーんだ、
今かかわっているタイプのカメラマン、
君は個展をやっているのではなくて、お客様にサービスしているのだよ。と、諭したくなるようなのが大勢いすぎるのね。


よくブライダルなんて専門学校の学生のアルバイトでしょーなんていわれるけれど、
どっこい世の中、
プロを標榜していながら未熟とされる学生の腕にも及ばない連中がどれほどいることか。
だからこそクレームなんかくるんだろうけど。
(まあ腕だけあって、やれ俺の技術がとか、そういうことを言う俺様思考はこのさいおいとく。)
あとこのデジタルのご時世、
PCも使えなくて、データに無茶な改竄(あえて修整とは言わない)をしてがったがたにして、
これできれいになったろう!なんていってくるどうしようもないのもいるわけで。


本当に、仕事と自分をきちんと分けて、スマートにやっていただきたいな。
と思うしだいです。


まああいつらそんなこと思わないから今こうやって話のねたにしちゃってるんだけどな!
リスペクトのない人間にいい仕事できるわけないよ!

ヤクザより。

結婚式の業者ってヤクザだと思う。

昼間これ読んで大爆笑させていただきました。

私はいわゆるブライダル業界の人間なので、ありのまま書いとこうね。

結婚式の金額の多寡でケンカするカップルはどっちも馬鹿。
だってブライダルって詐欺に近いもん。

いちにちの夢を提供するけどあとはさよならなので、
詐欺というより水商売に近いかもね。


>業者は女性の一世一度の晴れ舞台という弱みにつけこんでやりたい放題やっていると思う。

とあるけれど、
正直、そんなものに目がくらんでいるお嫁さんなんか、
ほんとおっしゃるとおりカモですよ。

こっちは予算が300万です、なんて言われたら、
頑張って290万にします!じゃなく、
頑張ったけど320万になっちゃいました!よろしく!
って言って、予算全額吐き出させんのが商売ですよ。
そうなのよ、商売なんですよ。

ちなみにうちのとこではいろんなプランが下請けまかせで、
下請けには半分もお金入らないです。式場だけでんと構えてなにもしないでお金が入るシステム。
おかげでうちの会社ちょっと苦しいぞこのご時勢。

そうそう、
「結婚式を挙げるのが当たり前だった世代が、挙げなくてもかまわない世代に営業かけてる」
って意識の乖離と、
「結婚式は高いし無駄、別のものにお金かけた方が良いっていうまともなひとたち」っていうのの登場で、
よけいに式場が必死になってる感はある。

なんか最近お客さんの二極化が激しいですよ。

よけいなオプションはすっぱり切って、自分たちできちんと業者見つけて、持ち込み料払っても質よくきれいにすませる人たち。

挙げることに固執しちゃって、わざわざローンなんか組んだり式場にクレームいれてごねて安くしてもらおうとしてうひとたち。

前者はまともだけどお金にならない、後者は相手きついけどお金になる、で、当然どっちからむしりやすいかはわかりやすいと思います。


まあここまで言ったんだから最後までヤクザな業者として悪口いうけどさ、

お嫁さんに「ケチ臭い」っていわれるのかいしょなしだよ。
こっちのこと詐欺呼ばわりするくらいなら、
そして本当にお嫁さんが大事なら、
長年連れ添う相手にもっと魅力的な提示をしてあげたり、
よそのプランを頑張って持ってきたりするってのが、今後のためになるんじゃないですかね。

そんなヤクザな商売に文句いわないで、も少しご自分でなんとかしたらいいと思う。
今は本当に星の数ほどの業者とプランがあります。
選択肢はあります。
時間はかかるけれど、2人の納得のいくことしないとダメですよ。


裏返したら、それくらいのことでけんかになるって、よっぽど価値観違うんじゃないか。
あるいはきちんと話し合いしたのか。
添い遂げたいのか。って思います。まあこれは個人的な意見。



アッ私はそろそろ葬式業界に行ってもう少し真面目な商売をしたいです。

うしろむきの正当性を表現

[垂れ流し]

ひととのなんとない会話で、
10年ちょいちょい前を思い出したのだけれど。

それと同時に、10年前から好きでありつづけたもの、
5年前から好きではあるのに熱心に追わなくなったな、から考えて、
そういえば5年前、わたし、なにしてましたっけ?まで、考えが及んで。

・・・・・・あ、はてな使い始めたの、ちょうど5年前だわ。



まあ、そういえば今過去に係累のあった方々はどうしていうるんだろう、って、
悪趣味ながらも検索してしまったわけで。

で、後悔と、考え直しを今、している。


とりわけつよく思い出して考えたのは、

やっぱりあんたの言ってることはあんたのもので、
わたしのものじゃないよ。

ってことだった。


当時付き合いのあったひとに、
「美を追求しつづけなさい、ひとはそうあるべきだよ」と言われたけれど、
今にして考えりゃ、
あんたのいっていたのは考えて感じて出てくるものじゃなくてただ栄養のようにとりいれる美だったし、
それ、ないものねだり、って言うんじゃないですか?って。

そうだね、ないものねだりが極まればその姿は美しいかもしれないけれど、それたぶん愚者の崇高さでは。
そしてきっとそれはあんたが求めているものの中にはいらない。


そしてそのひとの「人間にはこうしなければなりません」みたいな、
自分でなぜそうするのかわかっていないのに、自ら発するものではないひとへの接し方っていうのをまざまざと思い出している。
マニュアルに沿ってるわけでもシステマチックなわけでもない、なんか本人の遠い、見えてこない、茫洋とした感じ。
魚のように何を考えているのかわからなかったよ。でも魚のようには食えなかった。


自分は独りだ。それはうまれついてのもので死ぬまでそうなんだ。
とよくおっしゃっていたのを覚えておりますが、
そんな世界中自分でいっぱいなこと言われたってもねえ。
口に出すまでもないでしょ。みんなそうだよ。

やっぱりあんたとは反りが合いませんでしたね!実に!



年月が経って、そのひとはだいぶいろいろなことがあったらしい。
でも変わっていなかった。昔と同じことを繰り返したままにしか見えなかった。

未来が大事、すべては先の中にしかない。って言っていたのはなんだったのかな。


わたしは。
わたしは、ぬくぬく過ごしてきた。
それが自分にとって良かったのか良くなかったのかわからない。
でもあったことだもの、捨てないことが本当だと思うからやっぱりあなたとはちがうんだと思いました。
わたしも変わっていない。

(ああ、でも、わたしのないものねだりはあなたのそれに負けましたよ。
ないものねだりは今、かたちをすっかり変えて、わたしを助けてくれている。)


ままごとのなかから抜け出せてよかったよ。
でもわたしは、未来より、過去を、以前あったことどもを、こどものおもちゃのごとくひきずってつれまわして、でも大事に考えています。
なんにも無駄じゃないよ。ありがとうございました。


生活の臭い撒き散らして生きていたい。



【2022追記】最近こいつのネトストしたら陰謀論者反ワクになっててざまぁっつった。

なんというか、
わりと普遍的な、ひととのかかわりの「しあわせ」というのをまのあたりにしつつ、
でもそれは一生自分の手に入らないしおそらく望んでもいない。という。
そんな状況におかれて3年が経過した。

もともとしあわせのかたまりみたいなものごとを見るとなんだか急にひどく悲しくなってうわああああと叫び出したくなる(友人に「カラスヤサトシ現象」と名前をつけられた)のだが、
幸か不幸かそれを仕事としてしまったばかりにもうなんとも。
といってもそんな毎分毎秒ごとに叫んでいるわけにもいかず、たんたんと仕事をすすめはするのだけれど。
んで最近、大量のしあわせを見てばっかりいたツケがきたのか、
この先どうなるんだろう?
という疑念というかそんなもわっとしたものがわいて出た。

自分もそうなりたい!しあわせになりたい!と望んではいない。これは考えたうえでわかった。
(だいたい望んだとてそんなたいそうなものつかめる育ちをしていない。)
だから、しあわせ、というヤツはもう完全に他人事なんだけど。

ただ、このまま今の仕事を続けて年をとっていくのかな?と、不思議に思ったのだ。

そこでなんとなく社長の事を考えた。
で、ああ、ああいうふうに、
何か大きなものをあきらめたみたいな、そんなうっそり、ぼんやり、動くことが大儀なおおきい獣みたいになるんだろう、と思った。

そしてたぶんそういう生き方もしあわせなひととおなじくらい当たり前なんだろうな。とも。
まあ結論は出ない。

10年くらい前に終わらせておけ物思い。

見真似できないものども

機会があって、写真を見に行った。
たいへんよかった。

などと書くといわゆる小並感なので、なぜ良かったのかを、忘れることがないように。


自分はもともとものすごく忘れる。3歩あるけば、というヤツである。
だから、忘れておきたくないものは、写真に撮っておくことにしている。まぁ楽しすぎると撮るのすら忘れているのだけれど。
とりあえず撮れたら見返してあたたかい気持ちになる。何度もそれをやる。あったことを覚えないからか感動を忘れるからか。ちがうのか。わからないけれど。
そうやって少しなりとでも思い出して、にやにやする。趣味が悪い。

とりあえず、そんな「自分にしか見えていない・いなかった・もの」に囲まれているためか、
今回みたいに、他人の視界をのぞきみるというのは、すごく刺激的だった。

たぶん写真が好きなんじゃなくて、自分の見えなかったものを見るのが新鮮なんだろう。
だから(技術的なこととかの)写真のうまいへたとかよくわからん。写真に関わる仕事にたずさわっているクセに。いまだに。

何かを伝えよう!表現しよう!そういった系統の写真も面白いからそこそこ好きっちゃ好きなのだけれど、
えぐいだけの表現は、もう嫌いになってしまった。
誰かが見たもの、何かを思って撮ったもの、普遍的な感情をいだいたもの。そっちの方が好きみたいだ。

見に行った個展は、その人自身の視界だったから、良かったんだと思う。

すがれる人すがれない人


はてなダイアリーはてなブログってどうちがうの?


というアレはさておき腑に落ちぬことがあったので以下略。
頼りになる人かどうか、ってことじゃなく、
そういう行為ができるかできないかの謎。



職場のXさんが宗教にハマった。
なんでそれが発覚したかってぇと、
Xさんが自分らの知らないところで元バイトを勧誘したところあっさり失敗し、
そんでもってぶち切れた元バイトが、職場の仲良しだった人らにそのことをチクりにきてくれたためである。

勧誘はわりとオーソドックス。

道ばたでばったり会う→お茶でも飲まない?→友達呼ぶわ!→勧誘

のパターン。
元バイトは3人もきてファストフード店におしこめられて2時間くらい訳のわかんない話をされた、超卑怯。と言ってひたすら怒っていた。

元バイトの憤懣やるかたないため、
自分は元バイトをファストフード店におしこめやはり話を2時間ほどきいた。

ききつつ思ったのが、
「そこまでしてなんで生きたいのか?」
それね。

自分が自分も他人も大事にできないド腐れなのは承知の上。
放り出されたら死ぬ、力のない甘ったれだからいえる。
「宗教にすがってまで生きなきゃいけないの?」
「すがって生きたいほどのことなの?」

話きいてる感じ、Xさんは実生活でそんなつらいことがあったわけではないらしい。
ただ、他の仕事先がちょっとブラックで、精神的に弱ってたところに、その仕事先の先輩が宗教を持ち出してきたらしいんだな。

宗教そういうとこいやらしい!とかこの際おいといて。

別にハマろうが何しようが他人に実害さえ及ばさなきゃXさんの勝手なわけだけど、
自分が生きたい、つらいことから解放されたいがためにハマった宗教をさらに生きる力にして発散するのって訳わかんねーや。
自分は生きる力がなくてそういうの疎いんだけど、
Xさんは生きたいから宗教にすがったんだよなぁ。じゃあ、なんでそこまでして生きたいの?
つらいから何かにすがって生きていく、
つらいからって生きるのやめちまわないで、生きる方向になんとかもっていく。そこがホントわかんね。

いや自分だって首絞められたりすりゃ振り払うし斬りつけられたら逃げるよ、たぶん。
でもなんかそういうのじゃなくて、
自分(肉体じゃなくてこころ?)を生かすためにそういうことすんのか。できんのか。っておはなし。

自分はとてもとても依存心の強い阿呆なので宗教ハマってる人のこと笑えやせんのだが、それでもやっぱり不思議だなぁって思いました。
宗教に限らず、本当にそれだけを支えにして生きていく。っていうの、逆につらいと思うんだけどね。どうなんだろな。

自分には夢も希望もないので生きる力もありません。今日メシ食えて誰かと喋れてしあわせなんでそれで満足。死後を気にして宗教頼りに生きられる気がしねぇよ。って、そんだけ。

ぶんちゃっちゃ

なんというか腑に落ちぬことがあったので忘れないうちに書き留めておく。

先日人と話していたら、

「いま好きな人いるんだ? じゃあ、その人だけ好きな感じなんだ?」

と言われて、マジでハァ? ってなった。

いや相手は確かにギャだったよ。麺と付き合ってたりした人だ。

いやだからってなんつーかその、
単なる会話で、ここまで首をかしげる事態に陥るとは思わなんだ。
やっぱ女って生き物は自分とまるでちがうんじゃねーか、と。

ただうちへ帰ってからつらつら考えてみるに、
もしかしておかしいのは自分の方なんじゃないだろうか。と思えてきました。

男女関係だけではなく、何事につけてもそうなのだけれど、
そもそも自分にはとにかくバイタリティというヤツが足らない。足らないというか欠落している。
あとマルチタスクができない。
あっちも大好きこっちも楽しい、そんでもってそっちも手を出す、そういった元気さがない。
次を想像する能力が欠けているだけかもしれない。まぁ、おなじことだね。

今はメシがうまけりゃそれでいいしゲームも音も気持ちがいいしあったかい寝床もあるし、
おかげで多少のことには目をつぶれる程度には、そりゃもう図太くなりましたけど。
それでもやはり、ごくフツーの人と比べて、とんでもなく劣っているのじゃないか?という疑念が、ここにきて、この年で、今噴出。

結局バイタリティがないのかめんどくさがりなのかそして2つはどうちがうのか。

何がいけなかったのかではなくどうしてこうなったのかでもなく、
かといって今後どうしていきたいというわけでもなく。
こんな物思いは高校生くらいの時に済ませておくべきなんだろうが。にんともかんとも。

いい年こいて……だなんていうけど、頭の中身は依然として幼いまんま。
このまま大人になれるまで考え続けたら長生きできますかね。それにしたって何歳までかかるのだろう。