鼠力機関

鼠くらいの精一杯の力でもろもろぶん回せたらいいのにねえ。

まやかし

前回の記事では自分のやりなおしについて触れたので、
今回は家族のやりなおしをしている父親と母親と妹のことを書こうと思います。

父親

父親は母親と離婚後、仲間内で合コンをやったりなんだりし、
現在では無事女を見つけてその女に食わしてもらっている。というのをネトストして発見しました。
いかにもエセメンヘラの父親らしいこすっからい手口ですね。
FBには日々の生活がつづられ、インスタグラムには見え隠れする女の影と妹の写真が大っぴらに公開されています。すごいですね。
正直ネトストつってもこんなに大っぴらだと探るまでもないわけですが、まあそんな感じ。

上記の通り父親にも頻繁に会い、
母親との仲も良好で、一緒に飯を食いに出かけたり買い物に付き合ってもらったりしているようです。
また家に男を連れ込んでキャッキャするなど若い娘らしい行動もとっていまして、隣室の私の肩身が狭いこと甚だしいです。
比較的のびのび育っているさま、虐待をモロに受けずに育った賜物かなとは思います。
そこはいいんですが、反抗期が遅くにきまして、ハタチ過ぎたただいままっさかり。
現在そのワリを私が思いっきり受ける形になっています。
甘やかしすぎたツケがきてるなあ、いつか痛い目見たら治るんじゃないかと思うけどその機会は来なそうだなあ、
そんな塩梅。

母親

やはり前述の通り妹と「家族らしい」行為をしています。
ただ毎晩のようにキッチンドランカーと化して台所で転がっているさまははっきり言ってため息しか出ません。
今までのやるせなさをいまだに私にぶつける癖は治っておらず、
こないだ私が胃カメラ飲む羽目になったのがばれた際には火が点いたようにキレて罵詈雑言吐き散らかしてました。厄介ですね。
「アンタが悪い、親父の子のせいだ」っていう言葉、いろいろ棚上げしすぎててお前のせいも大いにあるよって言いたいです。

自分

障碍者手帳が交付されました。2級です。
一応「社会性がある」というお目こぼしの結果らしいのですが、
日常生活を送るうえでの様々な行為に著しく支障をきたしており、援助が必要と判断されました。
うん、まあ、そうだよね。
手帳で何が割引になろうともとんかつにソースかける気力もねえわな。懐かしいスレ。
早く家から逐電して新しい生活を手に入れるため、
引っ越しからの自己破産手続きでもして国の厄介になったほうがよさそうですね。

総括

父親、母親、妹は、自分の(覗こうと思わなければ)知らないところで「家族の再生」をしていました。
これに関して特に思うことはありません。
なんというか、
「小学校の同級生で名前をうっすら憶えているかどうかもわからない人間の結婚報告を聞いた」
くらいの感情しか呼び起こされませんでした。
ああ、ふうん、そう、良かったねえ。で、誰だっけ?って気持ちなんです。
障碍者手帳をとる際に発行された診断書には「うつ病」と大書されており、
ついでに発達障害あり、統失の恐れもあり、
みたいに付け加えられているが故の共感性の低さがなせる業かもしれません。
が、どっちみちもはや興味をもっていない人たちが私抜きでうまくやれるんならそれでいいと思います。
その代わり私は今までされたことを絶対に許さないし、
彼らが今後痛い目に遭って遭って遭いまくって苦しみの中長生きしてほしいと思っています。苦しみを味わい続けるためだけに。

覚えていることと過去にとらわれていることは自分の中では違っていて、
なぜなら現状はちっとも良くならないからで。
私は私のやりなおしをするけれど、
彼らは家族ごっこをきちんと続けていつか同じように躓くことをとてもとても祈っています。
今も昔も変わらずに。

やりなおし

[垂れ流し][うんこ]

フツーに首縊り失敗したのと、
人の首縊り阻止したのと、
ケースワーカーガチャでSSR引いたのでそういう感じのことを書こうと思います。


ホントは妹の遅い反抗期とクソ父母の家族のやり直しがだせぇ旨書こうと思ってたんだけど、
もっとダサいことやったので。


自分はかつての虐待経験を引きずったまま成人し今に至るわけですが、
ここで父親と似たような職業やってる自分が嫌すぎることに今更ながら気がついちゃって。
で、衝動的に首吊ってた。

帯締め眠剤でぐでんぐでんの手に負えず、
ベッドのてすりに手と首を巻き付けて転がった状態で翌朝起きた時には結構ショックでしたね。
ヘッドホンまでひっかかってたし。
このやり方で失敗すんの2度目だぞ、と。
しょうがないから今度やるときはもうジギタリスアセビ用意しておこうかなって。
本当はフグと日本酒で気持ちよく死にたいところですけどね。
とりあえずジギタリスは庭に植えておこうと思います。
近所の夾竹桃は切られてもう無いので。


で、そんなやらかしの1週間後かな、
すっかり馴染みの精神科医から遂にケースワーカーを紹介され、面談してもらいまして。
いやはやこの人のほうが実はカウンセラーなんじゃないか?という、
前回の記事からは想像もつかないような、
そんなステキケースワーカー様がおいでになりました。

ケースワーカー、考え方が実にロックで、
「え???????家出ちゃえば???????引っ越し費用で自己破産手続きして国からお金もらお??????????????ていうかあなたもう障碍者手帳発行できるよ????あと引っ越しして本籍地変えて住民票ロックしよ????????????」
って感じの、「命拾いしたしちょっと流されてごらん」といったような、
実に破天荒かつ気持ちのいいやり方を提示してくれたわけです。

「家おん出て本籍地変えて住民票ロックする」という考え、
既に「もし今後生きながらえるなら」という選択肢をとった場合として真っ先にやろうかな、とは思ってたんですよね。
今ここで見事にその正しさを証明されたなあ、と思いました。
だからもし生き延びるんなら、ついでに苗字も名前も変えてもらおうかなって。

産まれることは他者の都合だのに、生まれなおすことはこんなにも難しい。
でも生まれてしまったのでやりなおし。
生きてもいいし死んでもいい。選択肢がこんなにも広がるとは思わなかったですね。
まあひとり暮らししたら安心して早速死ぬかもしれないですけど。

(でも希死念慮のある人には見守りヘルパーがつくらしくてビビりました。
 何それうちのジジイより介護手厚いじゃん。
 というか家捨てたら国が味方についてサービスしてくれるよって言われてもうしょんべんだだ漏らしだよね)



とまあ視界が開けたさらに1週間後、
今度は遠くに住まう知り合いがSNSにて自殺予告してて慌てましたよね。
理由がわかんねえから(いや仕事で結構食らってるのは聞いてたけども)、流石にこれは...となっちゃって。
人間ってエゴの塊なんで、
気がついたら私、死にたがっている知り合いを止めるために警察に電話かけてた。
何も知らされないままありがとうって言われて消えていくのが嫌だったから。

あとバリクソエゴで言うけど、
自分みたいにもともと消滅願望があるわけでもなく、
本当は今の環境さえ抜けられれば生きられる人を、
一時の迷いで放置して選択肢を断つなんて考えられなくなったから。
よく考えてよし、死のう!じゃなくて、
何も考えられないから死ぬわ、に見えたから。

本人にとって幸か不幸か、ちょうど首を吊る寸前で警察が踏み込んだそうです。
だからものすごく空振り感あったと思う。
あとから電話で話したら笑ってたので、まあこれでよかったのかな、という感じです。

こんなに死にたがっている自分が死にたがっている人を止めるの、なんだかおかしくて。
私も笑っちゃいました。



雑にまとめると「世の中って不思議ー!!」って塩梅で。
とりあえず改名だけはしよっかなって気持ちです。

ドキドキ!初めてのカウンセラーガチャ:大失敗編

[垂れ流し][うんこ]


最近だいぶ身体とお頭をやらかしたので、
かかっているお医者さんから薬以外の療法としてカウンセリングを勧められたわけです。

お医者さん自身は非常に信頼のおける方ですのでまあやってみっかー。
と軽いノリで引いたカウンセラーガチャ、大爆死。
見事な"バカウンセラー"を引いてしまって、
もうお薬サイコー、毎日決められたとおりに薬を飲んで耐えたほうがマシ。と思うまでにドン引きました。


病気って特有の顔貌(プレコックス感とかいうアレ)があるじゃないですか。
なんかそんな感じで、
「ああこの人聡いな」「こいつやべぇわ、なんかやらかすぞ」っていうのが大体人相でわかるんですけど、
今回当たったカウンセラーは既に「あ、あんま頭良くねぇな...」って雰囲気が漂っておったわけです。
で、案の定、カウンセラーは「否定」そして「持論の展開」から始めたんですよ。
カウンセラー、仕事して。


まず抱えている問題点を話してくださいと言われたので、
自分の頭という部位への異様な執着を説明したところ(頭を物理的手段で徹底的に破壊しかつてと今を終わらせたい)、
「では身体についてどうお思いですか?」と。
だもんで、首から下なんてのは意思の通りに動かす道具であり、
また外部の刺激の受信機として機能する、いわば己と一体化した乗り物であると答えたわけです。
と、カウンセラー曰く。

「それでは心と体がばらばらになってしまい、統一ができません。
脳との連携をとってリラックスする、頭と体が同様に休まる状態をつくり出すために、
ヨガやお香などのヒーリング効果の高いものを試してみましょう」とか言い出すわけですよ。

......え?
いい年こいてポカーンとしちゃったよ...?
なんだこいつ。新興宗教の手先か? 似非科学の信奉者か?
こっちは己の認知の歪みを探りに来てるんですよ。何を寝ぼけているんだこいつは。
つーか待って、何、いきなり持論展開? 私の考え全否定?
と思ったところでカウンセラー、トドメ。

「手のひらを合わせた状態から、指先だけを合わせたまま、ゆっくり手のひら同士を離してみてください。
 指の先っぽだけがくっついた状態、とっても安定しているでしょう。
 これはね、人間の体に電気が流れているからなんです。
 そして人差し指はプラス極、中指はマイナス極...というように、同じ極同士だからくっつき合って安定しているんですね。
 しかし、この中でも親指だけは特殊で、無極性なんですよ。どちらでもない、傾いていないんです。
 この偏らない中立の指で、自分の体をマッサージしてあげましょう。
 心と体はひとつです。自分を一体化するために、マッサージからリラックス状態をつくりだしましょう」


同極同士、反発すんだろ。
無極性、溶媒と極体云々方面とどっちだよ。
私はとても平らな気持ちで、義務教育の敗北をはっきりとかみしめました。


目の前のバカウンセラーの繰り言はまだまだ流れ出しています。
「医師の診断から見るに、聴覚過敏による不眠がかなりおありだそうですね。
 つらくありませんか?治したくありませんか?
 では考えてみましょう。
 あなたが過敏になるべき家庭内暴力はもう終わりましたよね?
 いつも気を張っていなくてももう良くなったんですよね?
 ゆっくりで良いから、警戒を解いてみませんか?
 あなたはまるで野生動物です。常に周囲にアンテナを張り巡らして、心も体も休まらないんですよ」

は?????????????

え、何、また全否定?
そもそも家庭内暴力終わってねえし家ン中全然安全じゃねえし、
そもそも仕事で気を張ってるし、ていうか仕事はデジタル介護職でマジ神経すり減りまくりだし、
それはそれとして、親が親だからこそ世界には「いろんな」「人」がいるんだと理解した、
だからこそ私はお前の顔面からお前の人となりを看破できた。
一発で見抜けないと「殺される」からだ。
私は死にたい、死にたいけど「殺される」のはまっぴらごめんだ。

野生動物?上等だ。おかげで今まで生きてきたんだ。


まぁそんな塩梅で、カウンセラーガチャは見事な大失敗に終わりました。
しめて1万円。やー、いい授業料だったと思います。


バカウンセラーはカウンセリング終わりに、
「いいことをひとつ教えてあげましょう。
 もしパニックが起こったら、
 さっき言った無極性の親指で、眉の少し上をゆっくりと刺激してあげるんです。
 過去の思い出は後頭野に集中しているんです。
 だから前頭野に物理的な刺激を与えてあげて、バランスをとってみましょうね。
 だまされたと思ってやってみてください。
 最初は効かないかもしれない。
 だけど、諦めずに続ければ、いつかきっと効いた!って日が来ますよ。信じてください」
と、ありがた迷惑な「おまじない」を置いていきました。


私がそれを実践する日はまあ当たり前だけど来ないでしょう。
プラセボとパブロフで何とかなるようなニンゲン様はきっとそんなものやる前に宗教にハマるでしょうし、
私は野生動物だから、もう少し賢く生きて死んでいきます。

幼少時に守られるということはなかったし、
現在も「守ってもらう」「安心する」という発想が基本ありません。
全ては自分の頭で考えて自分で動かねばならない。
自分で自分の身を守る、これは私が「野生動物」だからなのだった。当たり前の話、なのだった。
改めて気がつかされたので、そこに関してはバカウンセラーにお礼を言わないといけないね。
だまくらかされないように、眉に唾でも塗っておきますよ。「親指」でね。

ところでこのバカウンセラーのハマってるニューエイジとかホメオパシーっぽいそっち系の似非科学の流派って何なんでしょうね。
そっちが気になって私ったら今日も眠れません。

はてブ移行記念おもらし

[垂れ流し]

まとめると、


1. この1年くらいでそこそこのところに転職したところバカが多すぎて胃をぶっ壊した
(慢性胃炎からくる頻繁な嘔吐、胃ポリープ出現、血便とか)

2. 被虐待児特有フラッシュバック太郎で見事な鬱病


あ、2つでまとまってすごい。たいしたことないね!


ということで1が相当ダルい話(学力が高くても低くてもバカはバカ)になるので、
もともとこの記事から始まったモンだし2のことでもつらつら書こうと思います。


結果からいうと心療内科/精神科のお世話になり始めました。
ようやく、という感じ。

探して飛び込んだお医者さんが異能の人らしく、
いやはやこんなに賢くて人を見る目を持っていて物分りのいい人に会ったのは初めてなんじゃないか?とさえ思いました。
初手から2時間近い問診をものすごく丁寧にしていただきましたし、再診以降もずっとそんな感じです。
またかなり薬に理解のある方で、薬への耐性が異様にある自分の体質にあった強めの薬をがっつり出してもらっています。
現在は非ベンゾとベンゾ取り混ぜて数種類の眠剤と三環系抗鬱剤をいくらか、
そしてSNRIイフェクサーというのを出してもらっています。
イフェクサーというのは初めて聞いたんですが、日本では割合新しい薬のようですね。
飲むようになってからしつこかった頭痛は消えて、ちょっと落ち着けるようになりました。

とはいえまだ家で動けなくなってトイレに立つこともままならなくなったり、
不眠が治りきらずに薬飲んでも2~3時間で起きてしまったり、やっぱり悪夢は見るし、
小さい頃のフラッシュバックが急に来てわけわかんなくなっちゃったり、
希死念慮が消えなくって万力で頭を挟んで死ぬ妄想が離れなかったりとかはしています。
まあ、特に何も変わっていません。


そりゃ医者も「類を見ない複雑な家庭。家を出るべきだけれど出られない状態にあるから、ひとまず薬をしっかりと...」ってなるわよね。

よくここまで生き抜いてきたね、って言われました。
1回死にはぐったけどまあ何故か生きちゃいました、と答えました。


でも、本当に死ぬ前に、一瞬でも安楽を得られたら。
そう思って、薬を飲んで、穏やかな時間を、平穏を、安心を、感じてみたいと思います。
それがどういう手触りなのかまだわからないけれど。


そうそう、自宅の様子は相変わらず悪く、というか悪化の一途をたどっており、
最早意思の疎通が取れないまでにボケまくったジジイの自宅介護、
(本題から外れるんですけど

痴呆系―素晴らしき痴呆老人の世界

痴呆系―素晴らしき痴呆老人の世界

この本がとても他人事じゃなくて面白いです)
及び1で述べたバカの尻拭いを加算されて、
生まれて初めて胃カメラとか飲んだら比較的でかめのポリープ(慢性胃炎由来)とこんにちはしちゃってびっくりしましたよ。
でもまあここまで来てもまだ生きちゃってるから、人間ってホント頑丈だよねー。って思っている今日この頃です。


また近いうちにクソ親父のネトストして考えたこととか、
おしごとのバカの話(PCの電源の位置がわかんねえとかDVDをBDレコーダーに突っ込んじゃった!どうしよう!みたいな電話毎日してくんじゃねーよ早慶卒とかウッソだろお前ら)とか、
愉快な毎日を綴れたらなって思っています。

健康な人はいつだって傲慢

[垂れ流し]

2分の1成人式とかいう胸糞行事のニュースを見かけたのでもそもそ書いていくよ。

はてダに手を出したきっかけはこの記事でしたから、
この手合いのものを見るたびにヒステリー起こしたようにぶちまける癖、とまらない。

この「2分の1成人式」の記事に関するさまざまなコメントや貼られたリンクだのを逐一読み返したけれど、
私は私のされたことからしかものが見られないので、そこだけは失礼。


誰かを満足させるための強制、
それって虐待とそうかわらないんじゃないかな。

誰もが悲惨な家庭に育ってるわけじゃない、
むしろ2分の1成人式をおおらかに受け止められる家庭ばかりだからこその行事の成立であると理解している。
でも。
でも、それが当たり前だからこその取りこぼしもあると思う。

それは何の為のものなのか?
誰が誰のためにどうするのか? したいのか? しなきゃならないのか?

普通ってものを問い直すきっかけはあればあるだけいいと思うし、
考えることは思いやりとかそういうのにつながっていくこともあるだろう。
でも、考えもしないで提示された当たり前を飲み込むのは、必ずしもいいこととはいえない気がしている。


昔から親によく言われてたなあ。
「親の役に立たなければ家族じゃない。
お前は役に立たない。家族じゃない。」


世間様の当たり前を見るたびに、いつも手をあごにやって思い返してしまう。

私は、私自身を「サバイバー(生き抜いた被虐待児)」じゃないと思ってる。
幸か不幸か生き延びただけ。不幸かもしれない。死に損なってしまったからね。
できれば1秒でも早く死にたいと毎日考えている。


10歳の頃。
将来の夢はなかった。そこまで生きられると思ってなかった、いつか粗相をして処分されると思ってた。
こどもの頃の写真なんか1枚もない(親の職業が若干特殊だったせいもあるが)。
いつでも人目が怖かった。コミュニケーションってとれるものだと思ってなかった。なんでみんな親といつも楽しそうにしているのか不思議でしょうがなかった。

もうすぐ30を迎えようとしているけれど、
夜は眠れない。眠れたら眠れたで魘されて起きる。自分の声でだ。
電車乗ったらパニック起こすし仕事中もしょっちゅうめまいはするしたまに怒鳴ってる声さえ聞こえるし(幻聴なのかな)、大きな物音は怖いし、威圧されると身はすくむし、
なんでそもそも無理矢理にでも働けてるのか、自分だってわかってない。
(仕事できてるの、現実逃避なのかもしれない。自分の葬式代を貯めていつかひとりで死ぬんだ、その希望の為かもしれない。)


私は親が結婚する為に孕んだ子なので、
生まれた時点で「親の為に何かする」って目的は達したし、
生後はサンドバッグとしてなかなか優秀だったと思うよ。
もう充分したよ。役立ったと思うよ。
でも親はこどもを「自分の所有物」と考えているから、感謝って当たり前なんだね。


いやー生きづらいですね!相手してもらってるから感謝だ?
ドマゾ(っていうと語弊があるかもしれないけれど)じゃねえんだよこっちは!

ってようやく思えるようになったのも、
なんだかんだで無事生きながらえた結果、
この記事でいうところの8のステップまで進んだからではないかしら、と自負。

まあ今後親を許すとかそういうのは一切する気がありませんけれどね。
自由になって、許さないことをやっと選択できるようになったから。



2分の1成人式みたいに、
モデルを与えて考える経験なしにそれに沿わせるのは、そりゃあすごく楽だし心配もないだろう。
でも考える経験を拭ってしまったら、どうしてそれが大切なのかなんて気がつくわけもない。

かといって、よんどころない事情を抱えた親や子のことも考えてよ! だけじゃなし。

感謝っていうきれいな言葉の表だけ見ていては、なんの教育にもならんのじゃないでしょうかね。
前回の記事でも述べたけれど、人はそれぞれ人であって、欲求を満たす概念ではない。
無自覚に賛成反対もいわないでとりあえず隣の人の話を聞く、それが出来たらこんなことにはならなかったんだと思うよ。

彼我の愚か

[垂れ流し]

不幸自慢する人間はクソだ。
自分をよく見せるために不幸を道具にするやつはとってもダメだ。


人には人の来し方行く末都合パターンがあるので、
一概に「自分はこうなのに/こうだったのに何で同じようにできないの」なんて責めかたをするのはとてつもなく傲慢だし許されないことだと思っている、しかしそれを承知の上で書いてしまう。
共感を求められたけれど、私はそれを理解できても同意したり慰めたりすることはかなわないと強く思ったせいだ。
だからこれは、単なる愚痴。


職場のお局が女の業の佃煮みたいな人で、けっこう甘くて実にしょっぱい。
嫉妬陰口貶めで辞めさせた子は数知れず、人と感覚がずれてる故にいまいち話がかみ合わないし自分では気がついてない、仕事は出来ないからとりあえず残業して誰もいなくなったらてっぺんまで寝て稼ぐ、通販で買った化粧品を職場に届けさせる、とどのつまりに職場のこっぱげと不倫して毎日仲良くおひるごはん、などとまあ杜撰極まりない。

休憩時、この人とお茶を飲むと、血液型の話か、彼女の生きてきた道の自慢が始まる。
大概は頭に入る前に耳からはたき落とすのだが、
今回は新人が来てたんで、お局はとってもヒートアップ。かなり深いところまでお話しになった。
だもんで、彼女の執着の一端を垣間見ることができた。


幼少時の両親の不和、不倫、離婚。周囲の視線の変化。
不埒な親のせいで厳しくしつけられたこと。それにより夫と付き合うまで異性と交流がなかったこと。
夫は付き合い始めから手さえつながず、子を産んでからもいっこうにやさしくならず、
がために親族との関係もぎくしゃくしたこと。
離婚するために職場に来たが、職場の人とは折り合いが悪い。衝突をしても社長は見て見ぬ振り。
だから職場での頼りはこっぱげだけ。彼だけがわたしを見ていてくれる。


総括すれば、お局は「守ってもらいたい」とばかり言っていた。
わたしはこんなにかわいそうなのに、こんなに酷い目に遭ってきたのに、
どうして周りの人は誰も助けてくれないの?


ばーーーーーーーーーーーーーっかじゃねえの???????????


なんで「守ってもらう」ことをベースにしているのか。
女性なのに、と彼女は主張するのだが、だからどうしたって話だ。それはあんたの生き方だ、共感を求められても困るんだよ。
大体お前さ、同意したらうれしがって○○さんはわたしの味方なのねとか言っちゃってまぁた同じ話すんだろ? だったら今すぐ叩きつぶしてやろうか? とさえ思った。


人には人の来し方がある。
だからお局の今までは「彼女にとって」悲劇的だったかもしれない、しかし誰もがそう思うとは限らない。
人様はもっとその人なりの甘い道や辛い道を歩んでいる。その人なりの限界がある。
この女はそこをご理解の上で話しているだろうか? 否。
彼女は威張り散らしたい甘やかされたい食い散らしたい、誰彼かまわず認めてほしい守ってほしい。年齢と鈍重さを手に入れて、それをほしいままにすることが今では出来るのだ。考えてなぞいない。


そしてこんな性根の腐った女とは普通どなたも仲良くするわけありませんので、
そりゃ彼女のいうとおりだ、文字通り職場の他の女性から総スカン食うし衝突も起きるよね、仕事の要領も悪いしさ。
そしてそのとき、社長は「守ってくれなかった」しこっぱげは「守ってくれた」、
だからお局はよりどころ足りうるこっぱげと不倫した。クチャラーで加齢臭がきつくて頭もセンスも最悪のこっぱげだけど、自分に優しくしてくれたからだ。


誰にだって甘えはある、限界はある。
その人の積んできたものどもの照り返しがあるからこその今になっている。
人は人だよ、人様だ。道具じゃない。欲求を満たす概念じゃない。
もっぺんいうけどばっかじゃねえの。


ここで不幸自慢対決とかいう限りなく無駄なことをして、私はお局を叩きつぶしたって良い。
お局の物差しでいうならば、彼女がもはやなにひとつ自慢できずに悔しくて陰口を一生懸命叩くだけの機械になるくらいの経験を私はしたよ。彼女の半分くらいの年でな。
だって私には「守ってもらう」なんて発想、根本から無かったのだから。
(ついでにいえばここらへんとかここのあたりで、私がいかにバイタリティないかとか誰かにすがることやら他者に自分の価値を求めることをしないかなんてのを書いてたな。)


でもそんな経験、よその人と比べるのはあまりに愚かしい、そもそも比べるのが間違いだ。
彼女には彼女の。私には私の。その人なりの来し方がある。
それらはすべて平らに取り扱われるべきもので、せいぜい笑い話くらいにしかならないんだよ。


否定する気は無い。でもそれ以上に、肯定する気も無い。
私は。私は、自分を守るために、自分の言葉で考える。何も他人に仮託したかない。それが私の甘え。


自分の規範に無いものを理解させてもらったので、私はいつもどおり、目を伏せて何も言わずに茶を飲みました。

ここひと月くらいのまとめ

[垂れ流し]

これ聴きながら書いてる。
発売あたりから言ってるけど、Wavesってゲームとそのサントラが最高すぎてな。



活休直後にはまってしまったせいで、
見られると思っていなかった、見せてくださいと祈ることすらしなかった、
それくらい遠いすさまじいバンドが復活したので、見に行った。ってことを書き残そうと思う。

いや。見てしまった。というのが正解なんだな。

なんであんなすげえの見ちゃったんだろう。
もうこれバンギャ復帰できないわ。だってアレしか見たくないとまで思ったから。
あんなすごいと思わなかった、いやすごいのはわかってたんだ。
打たれた。すごいと思うことと、すごいものに実際に打たれる経験はちがう、というのを体感した。
まさかこの年になって本命盤変わると思ってなかった。もう追っかける。
新曲とか、ないんだろうけど。それでもいいの。
優雅さ色気浮遊感、それにいまのゆるくこなれた感じで。
ライヴを思い返すたびに茫然、陶然。
今のほうが体調管理もできていてコンディションも良いから、当時よりずっと良いものを聞かせられる。
とおっしゃっていたけれど。
今その確実さ、そして変わらない精神に、猛烈に虜。
そういえば好きなバンド、音だけじゃなくて、基本的に尊敬してやまないバンドだったわ。
あの音を、浴びた。出会ってよかったと思う。生きててよかったと思う。


・2018追記。
フッツーにバンギャに戻りました。この度は申し訳ありませんでした。
だって好きなバンド軒並み復活するんだもんしょーがねーじゃねーか。
「全速力で足踏み」「ずっと微熱」
大好きなバンドの言葉。
あの頃にとどまり続けたからこその今があるのだと思って、早起きしてチケットを取りに行きます。